Interview インタビュー

夢中になれる環境と役割がときわにはある。

大宮在宅クリニック 院長 清水 章弘

放射線科から在宅医療へのキャリアチェンジ

幼少期、祖父への熱心な主治医の対応に感銘をうけたことが医師をめざすきっかけでした。 そして、医師には引退がなく、知識をブラッシュアップし続けることができ、やりがいのある職業だと考えました。 臨床研修修了後は、放射線科を専攻し急性期病院の診断から健診センターの読影に至るまで診断能力をつけたことが放射線科医としての自信となりました。 その一方で、今後の長い医師人生をどのように選択していくかを考えていた時でもあり、知人からの紹介で理事長である小畑との出会いがあったのです。在宅医療は、元々非常勤としての経験があり関心があった分野だったことと、ときわのビジョンに共感し、法人の一員として貢献したいと強く思い入職に至りました。常勤医として勤務を始めて、患者さんの生活により深く入っていくことやお看取りなど行うことは非常勤時代には中々経験できないことでした。


自然にご家庭の中へ入っていくことができる医者をめざしている

在宅医療で大事にしているのは、在宅医療を希望されている患者さんの家庭に自然と入り込めるようになることです。 医者ということで特別視されるのではなくて患者さんのところにスッと入れて、普段のことを本音で話してもらい、それに対して解決できることは解決していくという自然なかたちを常に描いています。5歳ごろに曽祖母によく面倒をみてもらっていたので、高齢の患者さんの生活に違和感なく入っていけるのは昔の記憶があるからかもしれません。 

 

スタッフとどのように関わっていくかを常に考えている

昨年7月に大宮在宅クリニックを開院しました。毎月患者さんが増えており、同時にクリニックの人員体制を強化しています。 そして、これまで課題に挙がっていなかったことがでてきていることも事実です。クリニックの運営にあたり課題の一つとして挙げられるのは、色々な想いをもって仕事に取り組むスタッフとどのように関わっていくかということです。現在それを一つ一つ紐解いています。患者さんとのコミュニケーションと同じように、スタッフとのコミュニケーションをとることが大事だと考えていますので、スタッフとの物理的な距離は特に意識をしています。スタッフが何か依頼したい時、質問したい時にすぐに応えることができる近い場所で一緒に仕事を行っています。

 

無駄がなく効率よく現場が機能するためにはオペレーションを整備することが大切

毎週、法人では物品などの管理をはじめとする医療オペレーションに関する打ち合わせを行っています。 これは、法人の組織拡充の過程にあたり、無駄なく効率よく現場が機能するための他職種協働によるワーキンググループです。今現場で起きている問題を職種ごとに挙げ、できること・できないことを精査したうえで具体的な項目に落とし込み、解決をしています。自分自身はこのグループのまとめ役として、各項目に対しての進捗確認やアドバイス、診療報酬改定など制度をグループへ共有し、ときわ全体の在宅医療が円滑に回るための医療オペレーションの推進役を担っています。患者さんの在宅医療の需要は益々高まっており、それに応えるためにも組織運営における仕組みはとても大事だと考えています。

 

患者さんの安心や満足を増やしていきたい

ご家族からの感謝の言葉などを通じて、定性的にときわの安心感や満足度を伺う機会を得ていますが、今後は、法人として定量的に患者さんの満足度を測れる評価のようなものを作っていきたいと考えています。 患者さんからの生の声を吸い上げ、法人として何ができるかをテーマに取り組んでいきたいと思っています。

 

大事なことは在宅医療に取り組む姿勢

採用にあたって法人が重視していることは、医学的部分も大切ですが、生活面やメンタル的なことを理解している医師にきてほしいと考えています。 理由は、在宅医療の患者さんにはいろいろな選択肢があるので、どういう治療方法があるか、治療する・しない、在宅か・病院かの選択も含めて患者さんが納得して治療を受けられる選択を提案できるために必要なことだからです。 大事なことは在宅医療への取り組む姿勢なので、例えば、整形外科を専門とする医師が在宅医療を行いたいといった場合、知識的なことは徐々につけていけばよいので、同じ方向に向かって一緒に取り組める姿勢があるかを採用の際には重視します。そのため、ときわに在籍する医師はフットワークが軽く柔軟な考えを持つ方々が集まっています。 在宅医療を必要とする患者さんの増加は一途をたどっている一方で、在宅医療を行う医師は不足しています。当院においても患者さんの依頼が増えており、断ることなく対応ができていますが、現状の体制のままであると、今後断らざるを得ないことがあるかもしれません。クリニックの都合で20時すぎまで診療するようなことが起きてしまうと、それは患者さんの生活にとっても好ましくないと考えています。患者さんの需要に応えていくためにも同じ姿勢で取り組んでいきたいという志をもった医師に来てもらえることを切実に願っています。


ときわには仕事に夢中になれる魅力とチャンスがある

在宅医療は、薬だけの治療に留まらずに生活面の改善という治療もでき、患者さんの生活をトータル的にみることができる、非常にやりがいのある分野です。 法人が拡大するなかで、将来的に経営に興味がある方には、院長へのチャンスもあります。考えることやすべきことは多いですが、それだけ在宅医療には可能性があり、そして、ときわには仕事に夢中になれる環境と役割があります。

清水 章弘 大宮在宅クリニック 院長

清水 章弘 大宮在宅クリニック 院長

昭和60年生まれ、東京都出身。奈良県立医科大学卒業。
臨床研修修了後、放射線科専攻。急性期病院の診断から健診センターの読影に至るまで様々な医療機関において診断能力をつける。一方、在宅医療は非常勤として勤務経験があり関心を寄せていた。これからの医師人生とキャリアを考えていた時期に理事長小畑と出会い、在宅医療への関心がさらに高まる。平成29年4月入職。同年7月大宮在宅クリニック院長就任。