
2025年8月20日(水)
「これまでを通して考える地域での支え方」をテーマに講演を実施いたしました
医療法人社団ときわ 練馬在宅クリニックでは、2025年8月20日(水)にハイライフプラザいたばしにて、在宅医療ワークショップを開催いたしました。
今回は「これまでを通して考える地域での支え方」をテーマに、練馬在宅クリニック院長の力石辰也が講演を実施しました。当院が開院した2018年7月1日から2025年4月30日までの期間で、当院が訪問診療を実施してきた計820例のデータをもとに、地域で見えてきた特徴や課題を発表しました。さらに、今回見えてきた地域における課題をもとに解決策やより良い多職種連携・地域連携の形を参加者の方々とディスカッションしました。
当院としては初めて板橋区での開催となりましたが、ケアマネジャーをはじめ、訪問看護師、薬剤師、管理栄養士など、職種や地域をこえて、多くの方々にご参加いただきました。参加者からは「居住形態によって生存率があまり変わらないのは意外だった」「在宅でお看取りするには医療者側の覚悟も必要だと改めて実感した」などの声をいただき、我々にとっても実りある勉強会となりました。
参加者からのQ&A
Q.急ぎの依頼の場合、診療情報提供書なしでも早めに介入してもらえますか?
A.急ぎの場合は診療情報提供書がなくても訪問します。すべての医師・看護師・相談員で情報を共有します。
Q.小児の患者さんが成人となり、主治医が決まらないがどうしたらよいですか?
A.ときわでは、小児や移行期の方も診療可能です。適宜ご相談ください。
Q.自宅の環境整備ができず、歩くスペースを確保するのがやっとの方でも訪問診療は可能ですか?
A.自宅の環境が整っていない方であっても、訪問診療のご希望があれば伺います。お気軽にご相談ください。
Q.呼吸器装着など発声が困難な方のコミュニケーションはどうしたらよいですか?
A.表情や頷きなど小さな反応に注目することが大切です。また、筆談等も有効です。
医療法人社団ときわの地域活動

医療法人社団ときわでは医療従事者を対象とした勉強会など、様々な地域活動を実施しています。勉強会の開催については当法人ホームページ内にてお知らせしておりますので、ぜひご参加ください。
ときわ在宅クリニック練馬
TEL:050-3823-2317 (担当:地域連携)
E-Mail:renkei@tokiwagroup.jp