訪問栄養食事指導とは
訪問栄養食事指導には、医療保険による「在宅患者 訪問栄養食事指導」と、
介護保険による「居宅療養管理指導」、「介護予防居宅療養管理指導」があります。
病院や施設では、毎日の食事が給食で管理されていますが、
在宅では在宅療養者の食事摂取量や栄養状態を把握することは難しくなります。
そのために訪問栄養食事指導では、在宅療養をする方がご自宅で安心して生活が続けられるよう、
管理栄養士がご自宅に訪問し、食事や栄養面での支援をおこないます。
このようなことにお困りでしたらご相談ください
- 退院後の食事をどうしたらいいのかよくわからない
- 食欲がなく、食事量が減ってきている
- 栄養が足りているか、偏っていないか心配
- 食べたり飲んだりするとムセてしまう
- 最近、急に痩せてきた
- 食事管理がうまくいかない
- 簡単で食べやすい食事の工夫を教えてほしい
対象となる方
対象者は通院や通所が困難で、食事管理や栄養管理が必要な患者、療養者とその家族であり、高齢者のみならず医療ケアが必要なお子さまもお受けしています。以下の条件を満たしている方が対象になります。
①②③の条件を満たしている方
① 訪問診療を受けている方
(当院以外の訪問診療をご利用の方でも主治医より訪問栄養指示書が出ればご利用いただけます。)
② 介護保険の要支援、要介護認定を受けている方、もしくは医療保険を利用している方
③ 治療のために特別な食事管理を必要とする方
対応食
腎臓病食、肝臓病食、糖尿病食、胃潰瘍食、貧血食、膵臓病食、脂質異常症食、痛風食、てんかん食、心臓疾患などに対する減塩食、特別な場合の検査食(単なる流動食および軟食は除く)、高度肥満に対する治療食、高血圧に対する減塩食、経管栄養のための流動食、嚥下困難者のための流動食、低栄養状態と診断された方向けの食事など。
訪問について
- 曜日
- 月曜日~金曜日(土祝日は相談可)
当院の訪問診療、訪問リハビリテーションとの同日訪問はできません。 - 時間
- 9:00-17:00(受付時間も同じ)
約30分~1時間程度
上記の時間帯以外はご相談ください。 - 回数
- 1ヶ月に2回まで
訪問回数は必要に応じてご相談となります。
料金
医療保険、介護保険ともに、1割負担の方は1回あたり500円程度です。
(介護保険をご利用の方は、そちらが優先されます。)
※保険の種類や公費負担、ご利用人数により料金が異なります。詳細につきましてはお問合せください。
※調理を実施する場合、食材にかかる費用は自己負担になります。
※居宅療養管理指導の提供にかかる交通費は、別途いただくことがございます。
訪問栄養食事指導の例
食べる量が減ってきて心配な方へ、適した食事の量や食品の選び方、食べ方などをご提案します。必要に応じて、栄養補助食品などの紹介もします。
状態や疾病、年齢(小児~高齢者別)に合わせた食事で栄養療法を実践し、食べられない、少食などのお悩みに対しては固さや食べる量やリズムなどをご提案します。
ミキサー食やゼリー食などの作り方、とろみの付け方、飲み込みやすい食品の選び方などをご提案します。
糖尿病の場合は血糖コントロール改善のため食事量や食事バランス、体重の管理、また腎機能悪化予防のためには減塩が大切です。
食の好みを尊重し、その中で何ができるのかを探してアドバイスします。必要に応じて、料理担当のヘルパーなどにも協力していただけるか確認します。また、採血結果などを経過観察し評価します。
栄養バランスの良い惣菜の選び方や宅配食サービス利用の提案など、実生活に取り入れられる方法をご提案します。
退院後、自宅での療養中の食事に配慮が必要だけれどもご自身での管理に不安のある方へ、食事の取り方や症状に適した調理方法などをご提案します。食事がとりづらく体重が減ってきてしまった場合は、高エネルギーの補助食品なども紹介します。
ご利用の流れ
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01
医師の指示
まずは医師やスタッフ、ケアマネージャーにご相談ください。
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02
日程の調整
管理栄養士がお電話し、訪問の日程を調整します。
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03
初回訪問
栄養状態、食事や生活の状況を確認し、栄養ケア計画や食事プランを立てます。
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04
継続訪問
(必要に応じて)必要に応じて定期的に訪問し、栄養状態や食事状況を評価します。多職種とも連携を図ります。
クリニックについて
地域の在宅医療の柱となるクリニックを展開しています。
【良質な在宅医療を日本中に広めたい】その最初の足掛かりとして開院した赤羽在宅クリニック。それぞれの地域を支える訪問診療を専門としたクリニックを展開していきます。