ときわ在宅クリニック墨田では、2025年5月29日(木)にすみだ産業会館にて「ACPについて～若年者のがんや成人移行期例も踏まえて～」を題材としたすみだ在宅医療セミナーを開催いたしました。

第一部は「各ライフステージのACP」をテーマに、ときわ在宅クリニック墨田の院長 野口拓哉が地域の医療・介護従事者向けに講義を実施しました。ACPの概要からACPの実施の仕方、成人移行期やAYA世代のがんの患者さんの事例をご紹介しました。

第二部は「人生の最期にどう在りたいか」をゲーム形式で考える「もしバナゲーム」を用いたグループワークを行いました。今回は「自分の大切な人が余命半年～1年だったら」というテーマで実施し、価値観の違いや、もしもを考える対象によって大切にしたい価値観が変わることを知るグループワークでした。

今回の勉強会には30名を超える方々に参加いただきました。開催後のアンケートでは「ACPについて改めて考える良い機会になった、特にAIの話や成人移行期・若年がんの事例を踏まえたACPは大変勉強になった。」、「ゲームを通して多職種の価値観を知ることで改めて自分の価値観を広げる機会となった。」などの声を頂き、実りのある勉強会となりました。