Interview インタビュー

違和感を否定しない。自ら考え行動することで見つけた「私らしい」働き方

オペレーション推進課 アシスタントグループ MK

訪問診療との出会い、そしてときわへ

私が訪問診療の仕事に興味をもったのは、大学を卒業後、7年間勤めていた住宅リフォーム会社での出来事がきっかけでした。その会社では営業のサポートをしていましたが、高齢のお客様が、将来的に病気で入院する可能性や自力での日常生活が難しくなっていくことへの不安から「ずっとここに住み続けることは難しいのかもしれない」と話されていたのを多く聞きました。

そんな状況を耳にして「私にできることはなにか、どう関われるだろうか。住み慣れたところに少しでも永く居ていただくにはどうしたらよいか。」と考えている時に訪問診療の存在を知りました。その後、車で食事を配達する宅食業を経て、訪問診療のクリニックでのアシスタントに転職し、ドライバー業務を中心に2年間働きました。

ときわを知ったのはウェブサイトだったと思います。在宅医療に興味があり、関わりたいと思っていたところに、職員や家族のことも大切に考えているというときわの姿勢に惹かれ、2017年10月から医療アシスタントとして働きはじめました。

 

熱意を抱き、チームとして成長をめざす

ときわに入って特に感じたのは「一緒に働いている人たちの熱意」でした。ときわで働く人たちはみんな自分の信念、生き方や目標など核となるものをしっかり持っていて、そこから生まれる熱意がひしひしと伝わってきます。

医療アシスタント課の仕事ではドライバー業務が中心となります。これまでの仕事でも車の運転をする機会は多かったので、地理に詳しいことが役に立っています。安全運転を心がけ、加害者・被害者にならないことはもちろんですが、医師、看護師が安心して診察できるよう、スムーズに目的地まで運転することを意識しています。また、ドライバー業務以外でも自分がどうすればいいのかを常に考えながら行動しています。

ときわはまだ若い法人なので「医療アシスタントの仕事はこれ」と決まりきっているわけではなく、業務の範囲も確立していません。だからこそ難しいこともありますが、そのようなたくさんの可能性が広がっているところが魅力であり、今後も変化を楽しみながらいろいろなことを提案していきたいです。課内でも、お互いの想いや個性を知り、チームとしての団結力を高めながら、先を見据えて仕組みを固め、みんなで成長を感じあうことのできる関係になりたいと思っています。

 

 

 

それぞれの速度で見つける「自分らしい生き方」

「挑戦・目標・夢」ということについて、そしてそれらを含めた自分らしい生き方について、ときわに入ったことで考える機会となり、自分の考え方や行動を見つめ直すきっかけをたくさんいただいています。

今、学びたいと考えているのは「行動心理」です。視野を広げ様々なことに興味を持ち、深く考えることで思考力を養い、実際に行動し理解に近づける、というように自分自身をレベルアップさせていきたいと思っています。

また、仕事もプライベートも大切にしたいので、気持ちが崩れないようにバランスをとるようにしています。私の気分転換は、本を読んだり身体を休めることです。夜間勤務はありますがシフトは柔軟に対応してくれるのでありがたく感じています。

 

チャレンジし、形作る未来

ときわは、自主的に「ああしたい、こうしたい」と考えて発信できる人、人のためだけでなく自分のためにも素直に行動できる人が活躍できる場だと思います。改善のための提案があったときに、「自分にはできない」と拒絶するのではなく、まずは「やってみるか!」と柔軟な姿勢で受け止めてチャレンジしてみる。できなかったら考え、そしてまた行動する。自ら考え自分のできる範囲で行動し、相手の立場に立って気持ちや考えをくみ取ることを心がける姿勢を私も持っていたいし、ときわの仲間になる方には持っていてほしいと思っています。

私はときわで仕事を始める前、視野が広がることや考え方が変化していくことを楽しみにしていた反面、医療機関ですので、死について触れるため、やっていけるのかなと不安がありました。このような医療の仕事に初めて携わる人は誰もが思うことではないでしょうか。私はこれまで、人の死について触れる機会は身近な親族のみでしたし、今も慣れることはないですが、「命」について考える機会が多くなりました。自分自身が最期をどう迎えたいかを考えるきっかけになったり、死はただ悲しいだけではなくて別の感情も生まれることを知る経験になったり、悲しいながらも大きな学びをもらっています。

どんな職種からの転職でも、これまでの経験や「自分らしさ」を活かせる場面は必ずありますし、ここで新たに得られる経験は貴重なものだと感じます。

興味と意欲を持つ人との出会いが私たちにとって良い刺激になります。これから先も、そのような方とときわでお会いできる日を楽しみにしています。

MK オペレーション推進課 アシスタントグループ

MK オペレーション推進課 アシスタントグループ

経歴:大学を卒業後、住宅リフォームや配食サービスでルート営業を経験。その後「在宅訪問診療」に興味を持ち、アシスタント業務を経験。2019年3月に医療法人社団ときわに入職し医療アシスタントとして勤務。